バブル 1980年代に起きたバブルを理解する
日本で1980年代に起きたバブルとはいったい何だったのか
バブルとは実態価格をこえた資産価格に伴う過熱景気である。
1985年9月、プラザ合意による協調介入でドル安を進める事になり相対的に円高に。
円高不況による円高不況を改善するために公定歩合の引き下げを行う。
土地の売買が行われ土地の値段が上がり始める。
土地を売買して資産を殖やす財テクが流行。
1987年2月、NTT株の上昇を見た人から株が儲かるというイメージが広がり株投資ブームに。
土地を担保にお金を借りて株を購入しお金を儲けるということが行われるようになる。
土地と株の値段が上昇を続ける。
資産効果で日産の高級車シーマが飛ぶように売れるシーマ現象が起る。
1989年12月29日、日経平均株価が史上最高値3万8915円を付ける。
来年は4万円、4万5千円、いや5万円に行くぞと言われたがここが最高値だった。
政府と日銀による「地価税」、「総量規制」「公定歩合引き上げ」により景気に急ブレーキがかかり地価と株価が暴落しバブル崩壊。
バブルの最中にこれはバブルだと気づくことが出来れば大儲けすることが出来る。
しかしそれに気付くことはとても難しく、気づくことが出来るのはごく一部にとどまる。
アメリカのケネディ大統領の父は株のバブルに乗って大きな金額を稼ぐことが出来た話は有名。
バブルには周期性があり、大きなもの小さなもの含めるとおおよそ30年ごとに起こっている。
これは一度バブルに踊らされて大変な目にあった人は二度と安易に市場に参入しないのでその人たちが現役の間はバブルは起きないが、
30年経つと経済の構成員が入れ替わるのでバブルを知らない世代が経済の中心になりバブルが繰り返される。
オランダのチューリップバブル、明治のうさぎバブル、ITバブル、、、
バブルは繰り返される。
日本で最後の大きなバブルは1980年代の土地・株式バブル。
その30年後に再び大きなバブルが起きるとすると
2020年、東京オリンピックの前後に起きる可能性が高い。
この動画を見ていただいたあなたはバブルというものがどんなものか分かっていただいたと思います。
バブルとは何なのかを知らない人が過熱景気に踊らされて大変な目に合うかもしれない中、
あなたはあなた自身や大切な人を守っていくことが出来ると思います。